恋愛に依存すること

 

公開日時:2013年04月18日(木)

最近では、『恋愛依存症』という言葉をご存知の方も増えてきているように思います。
ただ、言葉の感じから何となく分かる、といった程度で、正しく認識されているかというと、そうでもないかもしれません。

私たち人間は、多かれ少なかれ、何かに『依存』しているとも言えますよね。
例えば、宗教、仕事、趣味、スポーツ、ゲーム、おしゃれ、ペット、恋人・・・
何かを心の拠り所とすることは多くあると思います。
ただ、それに対する執着度合いがどうであるかということが、単にハマっているだけなのか、依存なのかの違いと言えるかもしれません。

単にハマっているだけであれば、その対象がなくてもそれなりに楽しく過ごすことができるはず。
『依存』となると、その対象がないと、不安になったり、いてもたってもいられないほど落ち着かず、精神的にも肉体的にも耐え難いとなると、これは『依存症』と呼べるかもしれません。

『依存症』という言葉だけを聞くと、アルコール依存、薬物依存などをイメージされるかと思いますが、依存の対象は様々です。

●アルコール、薬物など、物資に依存。
●買い物、ギャンブル、スポーツ、 仕事、セックスなど、行為に依存。
●親、子ども、恋人、友達など、人間関係に依存。

一般に、
①物質や行為に執着し依存する→依存症
②人間関係に執着し依存する→共依存症  と分けられます。

『恋愛依存症』は、相手との恋愛関係に執着・依存していくので、②の『共依存症』に含まれるものと考えられます。

依存症、共依存症、いずれも、心の空虚感を穴埋めするために対象物に執着していくと言えるので、例えば、
『パートナーとの関係で心が満たされない』⇒『心の空虚感を埋めるためにお酒や買い物に走る』 といったように、執着の対象が、人間関係から 物質・行為 になることもあるわけです。

恋愛依存症の傾向を持つ人は、例え今付き合っている人と別れたとしても、次の恋愛も同じようなパターンを繰り返します。
苦しい恋愛関係に陥らず、心が満たされる恋愛関係を築いていくには、まず、精神的に『自律』し、自分ひとりでもしっかりと立ってられるような状態になることが必要と言えます。

恋愛依存症からの克服には、

●自分自身の心の空虚感に気づく。
●過去(幼少期)からの影響を知る。
●その心の空虚感を他者ではなく、自分で埋めていく。
●客観性を養い、自分自身がどのような状況にあるかを認識していく。
●自分自身を愛していく。
●自分のことに集中していく。
●理想の恋愛関係について考えていく。
●これまで繰り返してきた行動を振り返り、相手と適切な距離を保つ。

などのそれぞれを、スッテプを踏んで段階的に勧めていくことが大切と言えるでしょう。

共依存症(恋愛依存症)の傾向を持つ人は、誰かに適切な援助を求めることができず、自分で何とかしようと思ってしまう人もいらっしゃいます。
確かに、ひとりでも本を読んだりして、学んでいく事は出来ますが、自分ひとりだと、どうしても客観的に物事を捉えることができない、ということが多くあります。
信頼出来る友人、家族などに協力を得るのもいいかもしれませんし(恋愛依存の対象者以外)、カウンセラーなどの専門家と一緒にステップを踏んでいく事で、強い引力に立ち向かう勇気が持てるかもしれませんね。

 

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